最近の二重整形はダウンタイムがどんどん短くなり、日帰りは当たり前・すぐにメイクもできる!という手術方法を実施しているクリニックもあります。
ですがコンタクトを使っている人にとって気になるのが、「いつ頃からコンタクトを再開できるのか」ですよね。
- 二重整形後にすぐにコンタクトを再開することはできるのでしょうか?
- 再開する際の注意点は?
気になる二重整形手術とコンタクトの関係について調べました。
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二重整形はコンタクトに影響するのか?
そもそも、二重整形とコンタクト装着は関係あるのでしょうか?
二重整形後にコンタクト装着に注意するべきなのはなぜ?
コンタクトと二重整形の関係について調べてみましょう。
コンタクトの種類
コンタクトには、大きく分けて
- ハードコンタクトレンズ
- ソフトコンタクトレンズ
の二つの種類があります。
ハードコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズは水分をほとんど含まない素材でできているコンタクトレンズです。
メリット
水分をほぼ含まない分酸素透過率が高く、角膜が酸素不足になるのを防いでくれます。
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ソフトコンタクトレンズは目に異常がある時にも気づきにくく症状が悪化してしまうものですが、ハードレンズの場合はゴミが入っただけでもすぐに気づくことができます。
安全にコンタクトを使い続けるという点でも、ハードレンズのほうがお勧めされています。
素材が固いので慣れるまで時間がかかりますが、慣れた後には長年使い続けているユーザーが多いものです。
デメリット
ハードコンタクトレンズは全径が角膜よりも小さいです。
涙の膜の上に乗せるようにして使うため、まばたきの度にレンズが上下に動きます。
この動きで涙の層が交換され、常に水分と酸素が行き渡るようになっているのです。
ですが、
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レンズの動きが激しいため二重整形の後には注意が必要です。
以下で詳しくご説明します。
ソフトコンタクトレンズ
ソフトコンタクトレンズは水を含む素材でできており、柔らかいのが特徴です。
メリット
装着感がよく、激しく動いた際にも外れにくいという利点もあります。
スポーツの際にはソフトコンタクトレンズを使用する方が多いでしょう。
いま主流となっている使い捨てコンタクトは、すべてソフトコンタクトレンズです。
1日使い捨てコンタクトならば洗浄も不要ですし、二週間交換タイプなどであれば常に清潔な状態を保つことができるのでお勧めです。
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ソフトコンタクトレンズの全径は角膜よりも大きく、すっぽりと角膜を覆う形状になっています。
レンズの上下の動きも少ないものです。
デメリット
一方で、ハードコンタクトレンズのところで述べたように、
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目の異常に気づきづらく、気づいたときには症状が悪化してしまっていることがあるため、二重整形後は特に注意が必要です。
二重整形の種類
次に、二重整形の種類について知っておきましょう。
二重整形の種類について理解すると、コンタクト使用にどのように影響するのかがよりわかりやすくなりますよ!
二重整形には大きく分けて
- 切開法二重整形
- 埋没法二重整形
の二つの種類があります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
切開法二重整形術とは?
切開法二重整形術とは、上瞼の皮膚を切開した後に縫合し、皮膚の癒着の力で二重ラインを作る整形手術法です。
切開法では皮膚を切開する際に脂肪やたるみなどを取ることができるため、よりしっかりとした二重ラインを作ることができます。
さらに外国人のようなくっきり二重、幅広二重など理想の形にすることができるため、大幅なイメージチェンジに挑戦できる手術法です。
切開法にも、
- 全切開
- 部分切開
の二種類があります。
全切開は目元の印象を大きく変えたい方にお勧めです。
部分切開は傷跡が小さいため治癒までの時間が短縮されます。
メリット
切開法は術後は綺麗に定着し、一重に戻る可能性も極めて少ないです。
埋没法のように糸がまぶたの中に残ることもないので、数年後のトラブルは少ないと言えます。
デメリット
ですが、傷跡や内出血が残り、完全に引くまで時間がかかるのがデメリットです。
腫れも大きくまぶたの形も変わります。
埋没法二重整形術とは?
埋没法とは、まぶたにメスを入れることなく二重をつくる整形法です。
まぶたの皮膚と内部の筋肉等に糸をかけて結び、引っ張る力で二重を作ります。
埋没法にも、
- 埋没法挙筋術
- 埋没法瞼板術
の二種類があります。
まぶたの皮膚と近い部分にある筋肉とを結ぶ場合は「埋没法挙筋術」と呼ばれます。
まぶたの皮膚と奥の瞼板という場所とを結ぶ場合は「埋没法瞼板術」と呼ばれます。
メリット
埋没法のメリットは何と言っても簡単なことです。
手術時間も短く、15分程度で終わる場合がほとんどです。
手術当日からメイクができる、と謳っているのはほとんどが埋没法での手術です。
さらに、埋没法で手術をした場合であれば二重幅を替えるための再手術が可能です。
糸を外し、かけ直すことで理想の二重ラインを追求できます。
二重整形したいけれど、失敗したらどうしよう・・・なんてお悩みの場合は、かけ直しの保証つきのクリニックにて埋没法を行なうのがお勧めです。
デメリット
埋没法のデメリットは、まれに一重に戻ってしまうことがあるという点です。
年数が経って糸が緩んだりすると、一重に戻ったり二重の幅が変わったりします。
また瞼の中に糸玉が残っているので、そのせいでコンタクトに影響が出ることも?
それでは二重整形のコンタクト装着への影響について見てみましょう!
二重整形はコンタクトに影響するの??
コンタクトは角膜の上に乗せるものであり、
- ハードコンタクトは、瞬きのたびに上下に大きく動くもの
- ソフトコンタクトは、角膜をすっぽり覆い動きが少ないもの
であることがわかりましたね!
さらに、
- 切開法二重整形術は、まぶたの上の皮膚の部分を切開・縫合するものであること
- 埋没法二重整形術は、まぶたの内部の皮膚に糸をかけ、まぶたの中に糸玉を残す手術法であること
もわかりました。
二重整形がコンタクトに影響するかどうか、それは
ポイント
- まぶたの形状に変化があるか
- コンタクトの動きに変化があるか
にかかっています。
コンタクトは、まぶたの動きに連動することで涙液交換をしたり、酸素供給をします。
まぶたの形が変わると異物感を感じたり、コンタクトが外れてしまう可能性もあります。
特にハードコンタクトレンズは瞬きのたびに動きが激しいので、まぶたの形状の変化に敏感に反応するでしょう。
これらを踏まえて、二重整形の方法別にコンタクト使用との関係をさらに詳しく考えましょう☆
埋没法二重整形後のコンタクト装着は?
埋没法手術後はすぐにメイクOK!としているクリニックが多いですね。
- ではコンタクトもすぐにできるのでしょうか?
- コンタクトをする際の注意点は?
埋没法二重整形後のまぶたの状態
埋没法二重整形後には、まぶたの形が大きく変わる可能性があります。
特に「埋没法瞼板術」を行なった場合はまぶたの奥の層に糸をかけるため、瞼の内部の細胞組織は損傷したあとに癒着し、裏瞼にもその変化の影響が出て裏瞼に少し違和感が出る場合があります。
その場合は瞬きの度にゴロゴロと違和感を覚えるでしょう。
これは一週間から1ヶ月以内に自然と収まるものです。
埋没法二重整形後はいつからコンタクトができる?
埋没法整形手術後には、上記のように違和感やごろつきがある可能性があります。
瞼の状態の変化によっては、コンタクトを入れても異物感があったりすぐに外れてしまうことでしょう。
すぐに装着することもできますが、一週間ほど待って瞼の状態が落ち着いてからの使用が勧められています。
仕事や学校などやむを得ない状況がある時以外には、一週間ほど待ってまぶたの裏の状態が落ち着いてから使用した方が良いでしょう。
例えば、いま手軽さと持続性とで人気となっているのが湘南美容クリニックの行なう「クイックコスメティーク二重整形術」です。
クイックコスメティーク二重整形術とは
こちらは、究極に腫れづらく、最高度にばれにくく異物感の少ない手術法と言われています。
皮膚の細胞損傷が少ないため、術後すぐにお化粧して帰ることができます。
- 手術にかかる時間は15分
- ダウンタイムはほとんどなし
です。
ですが、クイックコスメティーク法であっても、コンタクトの装着は48時間後から、としています。
コンタクト使用には十分な注意が必要であることがわかりますね。
切開法二重整形後のコンタクト装着は?
それでは、切開法整形後にはまぶたはどんな状態になっているのでしょうか?
切開法二重整形後のまぶたの状態
切開法では、
- 上まぶたの皮膚を二重のラインに沿って切開します。
- 全切開法では二重ラインの長さに沿って、部分切開法では一部のみを切開します。
- 脂肪やたるみの除去は必要に応じて行い、瞼板を露出させます。
- 瞼板に皮膚を縫いつけ、癒着させることで二重のラインをつくります。
- この際に縫合した糸は一週間ほど放置し、その後抜糸します。
埋没法のように糸が瞼の中に残らないため、糸によるゴロゴロが残ることはないでしょう。
ですが埋没法に比べて腫れが長く続きます。
皮膚損傷も大きいため、細胞が治癒しまぶたの状態が落ち着くまでも時間がかかるでしょう。
切開法二重整形後はいつからコンタクトができる?
切開法二重整形をした後には、基本的に抜糸の後からコンタクトができるとされています。
一週間程度はまぶたの形状が異なり異物感が強いので、ソフトコンタクトもハードコンタクトもどちらもお勧めできません。
切開手術後のまぶたは目のまわりに傷があり、糸がついている間に触ったりすると傷に負担がかかるので治りが遅くなってしまいます。
そこからばい菌が入ったりするとさらに炎症が起きてしまうでしょう。
抜糸後も、違和感があるようであればさらに時間を置いてから使用するようにしましょう。
コンタクトをしていると糸がゆるみやすい?
二重整形とコンタクトの関係について調べていると、気になる噂を目にすることでしょう。
コンタクトしていると、将来的に二重から一重に戻りやすい
なんて噂です!
そんなことあり得るのでしょうか?
コンタクトと、二重整形が元に戻ってしまう可能性との関係を調べました。
糸がゆるんで一重に戻る?!
埋没法二重整形では、まぶたの皮膚と深層部とに糸をかけて結び、引っ張る力で二重にしています。
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まれに、手術後にまぶたの形状が変化し、糸がはずれたりゆるむ事もあり得ます。
まぶたの皮膚がたるんでくることで引っ張る力が弱くなり、かけていた糸が外れると一重に戻ってしまうのです。
二重整形に使われる糸は医療用の糸で、体に吸収されないものを使用しています。
そのため糸が外れたとしても、その糸はまぶたの中に残ることになります。
糸のかけ直しや糸の取り外しをすることも可能です。
手術を行ったクリニックが保障を設けているようでしたら、追加料金なしで再手術してもらえるかもしれません。
糸がはずれることは滅多にないのですが、一部の方は「コンタクトをしていると糸が外れやすい」と思っているようです。
確かに、コンタクトをしていると毎日瞼を広げて装着する必要があります。
そのため瞼へのストレスが大きくなりますね。
では、本当に糸が外れるきっかけとなってしまうのでしょうか?
埋没法は糸の力のみで二重にする手術法ですが、基本的に通常生活では取れにくい設計になっています。
瞼をめくったり、指で開いたりしても簡単に緩むことはないでしょう。
ですが瞼に負担をかけ続けることで糸が取れてしまうリスクを高める可能性はゼロではない、との意見もあります。
美容外科やクリニックでは「基本的には心配ない」との説明が多いですね。
以上の点を考えると、
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基本的には心配はないが、瞼に負担をかけ続けるのは望ましくない、
という結論になります。
コンタクトは使用できますが、なるべく瞼に負担のない方法で着脱するのをお勧めします。
二重整形後にもできる、瞼に負担の少ないコンタクト装着方法とは?
埋没法後のコンタクトの入れ方について
まず、眼科にて指導される基本的なコンタクトレンズの入れ方についておさらいしましょう。
- 手を清潔に洗います。
- 利き手の人差し指にコンタクトレンズを載せます。
- 効き手と反対側の手の中指で上まぶたを押さえます。
この時に、まつげの生え際からきっちり押さえるようにします。 - 利き手の中指で下まぶたを押さえます。
こちらもまつげの生え際からきっちり押さえます。 - 角膜の中央にのるように、ゆっくりコンタクトレンズを置きます。
上まぶたをどれほど引き上げるかがポイントになりますね。
瞼を刺激しないようにコンタクトを入れるためにはどうすれば良いでしょうか?
上まぶたを引き上げる際に、よくやってしまいがちなのが
皮膚だけを伸ばすように引き上げること
です。
目を大きく開けたいあまり、瞼の中央くらいに指を置いてそこから力いっぱい引き上げてしまうのです。
そうすると、まぶたの皮膚に大きくストレスを与えてしまいます。
無理に伸ばした状態になる割りに目の開きも悪いので、さらに無理に引き上げることになってしまいます。
上記のように、
まつげの生え際に指を置き、そのまま優しく上に引き上げる
と綺麗に目が開きます。
まぶたの皮膚を傷つけることもないので、毎日コンタクトレンズを使用するとしても負担が最小限になるでしょう。
まぶたが厚めで、どうしても強く上に引っ張ってしまうという方はどうでしょうか?
コンタクトを入れる際に、真正面から入れようとするとどうしても難しいものです。
特にソフトコンタクトレンズは全径が大きく、全径よりも大きく目を開けようとすると難しいものです。
裏ワザは、
ポイント
- コンタクトをナナメに入れること
コンタクトの上部のフチを、上まぶたと眼球の間に滑り込ませるように入れます。
こうすると、目の開きがコンタクトの大きさよりも小さいとしてもするりとコンタクトを入れることができるのです。
この裏ワザを使えば、目が小さめの方でも二重整形後で極力まぶたに触りたくない人でも、きっちりとコンタクトレンズを装着することができますよ☆
まとめ
二重整形後には、一般的には3日から一週間程度開けてからのコンタクト使用が勧められています。
違和感がある場合には、それ以上間隔を開けたほうがいいかもしれません。
また二重整形後には、糸が外れて一重に戻ってしまうこともまれにあり得ます。
コンタクトの使用は基本的には関係ないと言われていますが、瞼に負担となることは避けたいものですね。
不用意に瞼を刺激することは避け、まぶたに優しいコンタクトの使用を続けることが必要です。
コンタクトしていても二重整形は可能!ぜひ見た目も視界もバッチリな生活を手に入れましょう♪